
京都で生まれ育ったライター・紫原が地元で気になる情報をお届け。今回は12月6日(土) ・7日(日)に京都府長岡京市の竹生園で開催される「第86回ジャパンコーヒーフェスティバル 2025 in京都・長岡京市」を紹介する。
ジャパンコーヒーフェスティバルとは

「ジャパンコーヒーフェスティバル」は、日本におけるコーヒー文化の健全な普及と発展を目的として、一般社団法人 日本コーヒーフェスティバル実行委員会が主催するイベントだ。これまで80回以上にわたって全国各地を巡り、コーヒーの魅力を伝えるとともに、開催地の活性化に取り組んできた。

開催にあたっては、地域の特徴を聞き取ってテーマを決定。コーヒーのお祭りを通じて地域内外から集まった人々のコミュニケーションを円滑化し、新たな魅力の発見につなげている。
最近では、日本だけでなくタイや韓国でも「ジャパンコーヒーフェスティバル」に準拠したイベントを実施。国境を超えて精力的に活動を続けている。
フェスティバルの楽しみ方
「ジャパンコーヒーフェスティバル」では開催地それぞれのテーマに合わせ、コーヒーの飲み比べやフード、物販が楽しめる。
フェスティバル当日は、まず受付でコーヒーチケット3枚とパンフレットを受け取ろう。コーヒーチケット1〜2枚でコーヒー1杯と引き換えられる仕組み。

また、3枚のうち1枚は、ガチャガチャを回して運命のコーヒー屋を決める「運命のコーヒーチケット」となっている。引き当てた店舗から飲み比べをスタートするもよし、最後まで取っておくのもアリだ。
コーヒーチケットが足りなくなった場合は、会場内の追加券販売所へ。ここでパンフレットを提示すれば、コーヒーの追加チケットが3枚1200円で購入できる。せっかくなので、気になるコーヒー屋さんを制覇してみては。

受付でもらえるパンフレットは、参加するコーヒー屋さんの思いや固有のテーマに基づいて提供されるコーヒーについてよくわかる特別な1冊。コーヒーを待ちながら、あるいは飲みながらじっくり読むうちに、開催地をより身近に感じられそう。

会場ではコーヒー豆を販売する店舗もあり、好きなコーヒーを自宅でも味わえるのがうれしいポイント。イベント限定のコーヒー豆も登場するのでお見逃しなく。
さらに軽食や焼き菓子など、コーヒーのお供にぴったりなフード・スイーツも揃う。なおコーヒー豆やフード、物販の購入にチケットは不要だ。
今回は万博への思いがテーマに
「第86回ジャパンコーヒーフェスティバル 2025 in京都・長岡京市」のテーマは“万博ノスタルジー”。会場となる竹生園(ちくぶえん)が、もともと1970年の大阪万博を記念して建てられた旧旅館であることにちなんでいるという。
折しも2025年4月から10月まで大阪・関西万博が開催され、大いに盛り上がったのは記憶に新しい。また閉幕後も“万博ロス”が話題となり、先日発表された新語・流行語大賞では「ミャクミャク」がトップ10に選出された。
今と昔、それぞれの万博に思いを馳せながら、コーヒーが紡ぐゆったりとしたひとときを満喫したい。
今回の出店者は以下の通り。12月6日(土) ・7日(日)のどちらかのみに参加する店舗もあるので、公式InstagramやHPなどからスケジュールを確認しておこう。
<長岡京市>
oinai coffee(オイナイコーヒー):@oinai_coffee
NAKANOTEI COFFEE NISHIYAMA:@nakanotei_coffee
<京都府>
SHIPPO COFFEE Yamazaki:@shippo_coffee_yamazaki
京都焙煎珈琲106:@kyoto.baisen.coffee.106
零度の珈琲:@zero_degree_coffee
<大阪府>
手伎珈琲:@tewaza_coffee
おとんCoffee:@oton_coffee
喫茶トランク:@oldcafe.trunk
関西大学コーヒー研究会:@ku.coffee_kcc
アカマツ珈琲:@akamatsucoffee
わっか珈琲:@wakka__coffee
<兵庫県>
たけしの咖啡:@takeshinocoffee
<滋賀県>
ATARA COFFEE:@atara_coffee
MORINO COFFEE:@morino___coffee
<奈良県>
珈琲屋 焙煎太郎:@baisentaro
<岐阜県>
ライトローストコーヒー専門店 紅緋:@benihicoffee
<タイ>
Y’EST WORKS coffee roastery:@yestworks
<ミャンマー>
マンダレーコーヒーグループ ミャンマー:@mandalaycoffeegroup
イベント概要
「第86回ジャパンコーヒーフェスティバル 2025 in京都・長岡京市」の開催日時は、12月6日(土)・7日(日) の10:00から17:00まで。
お得な前売りチケット1800円は、出店店舗および販売協力店で取り扱っている。また、セブンチケットとイープラスからWebチケットを購入することも可能。詳細は公式HPを確認してほしい。なお、当日チケットは2000円となる。
前売り・当日チケットに含まれるのは コーヒーチケット3枚と特製パンフレット、コーヒー豆の物販で使える100円分の補助券だ。
会場の竹生園は長岡天満宮の敷地に隣接しており、イベント前後に散策するのもおすすめ。電車を使うなら、阪急「長岡天神駅」より徒歩約10分、またJR「長岡京駅」より徒歩約20分でアクセスできる。車の場合は近くのコインパーキングを利用しよう。
ただし、会場内は土足厳禁のため、スリッパの持参が推奨されている。またごみを減らす観点から、なるべくマイカップを持って参加するように心がけたい。
お店の個性光るコーヒーとともに、長岡京市という地域の魅力も味わって。
■第86回ジャパンコーヒーフェスティバル 2025 in京都・長岡京市
日時:12月6日(土)・7日(日) 10:00〜17:00
会場:竹生園(ちくぶえん)
住所:京都府長岡京市天神2丁目15-15
イベント詳細ページ:https://www.japancoffeefestival.com
ジャパンコーヒーフェスティバル公式Instagram:https://www.instagram.com/japancoffeefestival

紫原もこ
生まれも育ちも京都のWebライター。とはいえ京都についてはまだまだ勉強中。趣味は観劇、美術館・神社仏閣巡り。